<Header>
<Author: 錢起>
<Title: 和王員外雪晴早朝>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 王員外（わうえんぐわい）が晴雪（せいせつ）早朝（さうてう）に和（わ）す>
<BookPage: 140>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
紫微晴雪帶恩光，
繞仗偏隨鴛鷺行。
長信月留寧避曉，
宜春花滿不飛香。
獨看積素凝清禁，
已覺輕寒讓太陽。
題柱盛名兼絕唱，
風流誰繼漢田郎。
<End Poem>
<Translation>
宮城にふりつもった雪は晴たわたって、なんとなくめぐみの光に輝いているように見える。御殿をかためる儀仗兵をめぐりながら、ひたすらに百官の行列に照り映えている。長信宮にはまだ月が残っているかのようにキラキラと冴えて夜があけても、かげうすれることはない。宜春怨には木々の花が咲きみちているかのようだが、花の香はただようていない。ふかぶかとつもった真白い物質が清らかな禁裏に凝結しているのを、あなただけはじっと目をとどめて眺めていられる。そのうちに、きびしかった寒さも、太陽のあったかさに薄れて消えてゆく。
天子の御手によって姓名を柱にかきとめられたほどの光榮の主、それにくわえてとこのたびのすばらしい傑作の詩、そのむかし漢の尚書郎田鳳の風流を繼承する者は誰であろうか。當今の御世における尚書郎、君にあらずして、ほかにあるはずはないのだ。
<End Translation>
<Formatted Translation>
宮城にふりつもった雪は晴たわたって、なんとなくめぐみの光に輝いているように見える。
御殿をかためる儀仗兵をめぐりながら、ひたすらに百官の行列に照り映えている。
長信宮にはまだ月が残っているかのようにキラキラと冴えて夜があけても、かげうすれることはない。
宜春怨には木々の花が咲きみちているかのようだが、花の香はただようていない。
ふかぶかとつもった真白い物質が清らかな禁裏に凝結しているのを、あなただけはじっと目をとどめて眺めていられる。
そのうちに、きびしかった寒さも、太陽のあったかさに薄れて消えてゆく。
天子の御手によって姓名を柱にかきとめられたほどの光榮の主、それにくわえてとこのたびのすばらしい傑作の詩、
そのむかし漢の尚書郎田鳳の風流を繼承する者は誰であろうか。當今の御世における尚書郎、君にあらずして、ほかにあるはずはないのだ。
<End Formatted Translation>